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2008/5/27
食品メーカーの反発:(3)蒙牛乳業
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▽蒙牛乳業(2319/HK)の直近チャート
終値 24.00香港ドル 実績PER 32.19倍
![]() 今月の最後を飾る銘柄は、酪農地帯の内モンゴル自治区を拠点にする蒙牛乳業(2319/HK)です。牛乳生産で中国最大手の同社は、液体乳の販売シェアが40%を超えます。圧倒的なブランド力を誇るにもかかわらず、昨年10月から今年3月までの株価は一貫して下落を強いられました。高値の36.75香港ドル(07年10月2日)から安値の15.56香港ドル(08年3月18日)まで、半年たらずで57%超の下げを記録した格好です。その背景には、◆原料乳価格の上昇によるコストの増加、◆中国当局がインフレ抑制に向けて導入した生活必需品の価格統制――があります。つまり、原料の高騰を販売価格に転嫁できない状態が嫌気されたわけです。 ▽同社の製品(ホームページより)
ただ、4月以降は戻りの勢いを強めます。07年12月期の好決算(31%増収、29%増益)が明らかになったことに加え、年初に導入された価格統制が緩和される(値上げが認められる)との思惑が強まったのがその理由です。 なお、08年の見通しについて同社の経営陣は先月、「販売量が15%伸びる中で粗利益率22−23%(07年度は22.5%)の水準を維持できる」とコメントしました。 ![]() 今月12日に四川大地震が発生したため、インフレ懸念が再燃する中で規制緩和の時期が先送りされるとの見方が出ていますが、震災の復興が進むにつれて、いずれは同制限が解除されるはず――。そうなれば、値上げが円滑に行われる中で業績が好転することが期待できそうです。
証券ブローカーの目標株価は、現時点で27〜28香港ドに集中しています。現在値を12〜15%上回る程度の水準ですが、値上げの動向をにらみながら徐々に引き上げられていくのではないでしょうか。 今月のテーマは、原料高と価格統制に苦しむ食品メーカーの戻り期待でした。ブランド力を持つ大手各社にとっては、値上げ規制の緩和(解除)がそのまま収益の上振れ要因になります。この点に改めて注目しましょう。
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