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2008/5/13
食品メーカーの反発:(1)康師傅(ティンイー)
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▽康師傅(ティンイー:322/HK)の直近チャート
終値 9.96香港ドル 実績PER 36.50倍
![]() 今月のテーマは、年初に弱含んだ食品セクターの戻り狙いです。初回に取り上げるのは、ご存知、中国本土で大活躍する台湾資本の康師傅(ティンイー:322/HK)――。即席めんと茶飲料の本土シェアがそれぞれ47%、51%に達するなど圧倒的な存在感を誇ります。日本人投資家の間では、「サッポロ一番」のサンヨー食品が33%出資していることでも知られています。 07年12月期の本決算は38%増収、31%増益と好結果でしたが(上表)、08年の初めから3月中旬までは株価の低迷が続きました。それは、中国政府が価格統制の圧力を強めた時期と重なります。物価上昇の圧力を緩和させるため、当局は年初から生活必需物資の値上げを制限。これにより、食品メーカー各社は原料コストの上昇を販売価格に転嫁させることが難しくなったのです。
旧正月前後に大寒波が襲来したこともあって、確かに足元の物価上昇ペースには厳しいものがあります。4月の消費者物価指数(CPI)も、伸び率が8.5%に達したほどです(1月は7.1%、2月は8.7%、3月は8.3%といずれも高水準)。しかも、昨日発生した四川大地震の影響で、内陸地域の物価はさらに上昇するとみられます。 ただ、このところは豚肉をはじとする生鮮食品の一部に価格の安定感が出始めているのも事実。足元で急上昇が続くCPIについても、年後半は落ち着きを取り戻すとの見方が有力です。4月30日付メルマガの「業界リポート:食品セクター」を引用するならば、「……もちろん、08年の年間インフレ率が4.5〜5.0%の高水準に達する可能性は否定できないものの、年初の8%に比べれば大きな改善。少なくとも、年末あたりは3%を超える程度に落ち着いている」と期待できます。 ▽同社製品の一部
![]() これを前提にした場合は、夏場にかけて政府の統制が緩み、これまで上値が抑えられていた大手食品メーカー各社の株価が戻りを試すと考えられるのではないでしょうか。4月以降の株価が大きく戻し始めたのも、まさにこれを見越した動きと言えそうです。大地震のショックで短期的に弱含む場面がみられるかもしれませんが、長期的には、昨年10月につけた上場来高値の13.56香港ドルが視野に入るかもしれません。
なお、大手食品メーカー各社の反発期待に関しては、弊社ウェブサイトの「相場一コマ漫画」でもイラスト化しています。是非ご覧ください。 編集・発行 亜州IR株式会社 〒103-0013 東京都中央区日本橋人形町1-3-6共同ビル623
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