2008/4/22
   マイちゃんのテーマ別ポートフォリオ
 
 
中国ネット関連:(4)テンセント
 
 
 亜州IRリポーターの佐々木マイです。このコーナーでは、日刊ゲンダイ株式欄(火曜日)に連載中の「佐々木マイ、株りつきCHINA!」で取り上げた内容をご紹介しています。07年から始まった企画は「テーマ別ポートフォリオ」です。市場で話題のテーマを月ごとに決め、1銘柄ずつを組み入れていきます。
 
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 ▽騰訊控股(テンセント:700/HK)の直近チャート
 
終値 54.10香港ドル 実績PER 57.06倍
 
 
 
 
 香港に上場する中国ネット株の代表選手、騰訊控股(テンセント:700/HK)は内外の景気動向に左右されにくい――。人気ポータルサイト「QQ.com」の運営やインスタント・メッセンジャー(IM)「テンセントQQ」の提供などで有名な同社は、国内ネット市場の拡大に伴う業績の成長期待が高まっているだけではなく、環境の変化に強いというメリットを併せ持つ点が大手証券ブローカーの間で評価されています。
 
▽ポータルサイト「QQ.com」
 
 
 
 例えば、ドイツ銀も4月14日付のリポートで、景気変動の影響が軽微な上、収益源の多様化で弾力性が増したと安定感を強調。成長株としてではなく、ディフェンシブな銘柄として同社をピックアップしました。つまり、中国国内の景気がやや減速した場合でも、ネット市場の拡大ペースを見越せば収益に与える影響など取るに足らないというのです。ネット利用者が多い若年層の消費行動をみれば、1カ月当たりのネット関連支出は給与の1%に満たない水準。これは支出増の余地が極めて大きいことを意味します。また、3億人の取り込みに成功した無償IMを基盤に(国内シェア75%)、複数の事業(オンライン・ゲームや広告、携帯電話向けコンテンツ配信など)をバランスよく展開している点も重視しています(4月16日付メルマガ「現地ホット情報――テンセント:ディフェンシブ銘柄の魅力も」参照)。
 
 
 
 
 安定感があるのは良いことですが、ネット株の同社にとってはやはり成長性が最大の魅力です。昨年度の好業績を追い風に株価が反発に転じたことについては、すでに今月2日のメルマガ「テンセント:好決算後の株価堅調」でご説明しました。先月19日に発表された07年12月期の本決算は、市場予想を上回る47%増益というもの。中でも注目されるのは、第4四半期(07年10―12月期)に大幅な伸びを示した点でした。同四半期の純利益が前年比でほぼ倍増するなど、足元の好調を改めて印象付けた格好です。

 今年は新ゲーム投入と北京オリンピックがもたらす効果に加え、第3世代移動体通信(3G)の導入によるモバイル付加価値サービス(MVAS)部門の大幅な改善も見込まれるだけに、株価もさらに戻りの勢いを強める可能性があります。中期的には、昨年11月につけた高値の72.80香港ドルが視野に入りそうです。
 
 
 

 
 
 

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