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2007/07/23
招財社長の王道ポートフォリオ
上海実業、不動産事業のテコ入れで新展開
「ちょこまか売買するのはウザったい」「腰を落ち着けて中長期でジックリ値幅を取りにいきたい」――。ネットの短期売買が普及している一方で、依然として優良株の長期保有を望む声が多く聞かれるのも事実です。確かに、王道を歩んだ方が結果的に儲かったという話も少なくないですから……。そう思った私は、自分なりに大型優良株をピックアップしてポートフォリオを組んでみることにしました。 ---------------------------------------------------------------------------------
▽ 上海実業(363/HK)の直近チャート
終値 35.35香港ドル 実績PER
27.21倍
![]() 上海市政府系コングロマリットの上海実業(上海インダストリアル:363/HK)を組み入れ――。インフラ(道路、水道など)、消費財(タバコ、印刷、乳製品など)、半導体、医薬事業に幅広く投資する同社は、先ごろ9690万株(約30億香港ドル)の新株を発行したばかりですが、これまで重視していなかった不動産事業をテコ入れする動きが材料視されたため、希薄化の懸念はどこ吹く風で、今月初旬に株価が10%の値上がりを記録したのです(6月初旬からは40%超の上昇)。同社をカバレッジしていたメリル・リンチも、今回の増資をポジティブ評価しつつ、17日付のリポートでは目標株価を35.5→43.00香港ドルに引き上げました。すでに株価が動意づいているとはいえ、現在値を大幅に上回るメリルのターゲット設定によって、レッドチップ伏兵としての妙味が改めてクローズアップされてきたようです。
上海城市開発 同社は増資の前に、上海城市開発(上海アーバン・デベロップメント)の権益40%(21億人民元)を取得。新たに調達した資金で、さらに20%の権益(13〜15香港ドル)を買い増し、出資比率を60%に引き上げるとみられています(調達資金の残りは有料道路などへ投資か)。 経営権を掌握しつつある市政府系デベロッパーの上海城市は、優良な不動産物件を多く保有しているだけに、将来的に同社の収益が急拡大するのは必至。メリル・リンチによると、上海城市の買収は07−09年の利益をそれぞれ7、13、13%ずつ引き上げる効果をもたらすといいます。 また、注目すべきは、「上海市政府が今後、公有地の開発を少数の業者に集約させる動きを速める」と考えられている点です。メリル・リンチはこの動きについて、同じ市政府系である上海実業が主要な継承母体になると分析。今回の権益取得はまさにその表れ、とみているのです。 すでに上昇してしまった株価に関しても、「同業他社と比較した場合は26-32%の割安水準にある」と判断しました。 ![]() ![]() 上海錦江を除外 本ポートフォリオに上海実業を加えれば、銘柄数が多くなりすぎてしまうため(上限15が適当か)、やむなくホテルチェーンの上海錦江(2006/HK)を外します。北京五輪関連なので捨てがたいのですが、最近は競争激化でやや上値が重い展開。動意づく場面になれば、再び組み入れたいと考える次第です。 ![]() 編集・発行 亜州IR株式会社 〒103-0013 東京都中央区日本橋人形町1-3-6共同ビル623 電話03-5643-1667 FAX 03-5643-0692 ウェブサイト WWW.ASHUIR.COM ☆版権所有 無断転送・転載を禁じます。
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