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2008/03/11
マイちゃんのテーマ別ポートフォリオ
マカオ関連(2):新濠国際
亜州IRリポーターの佐々木マイです。このコーナーでは、日刊ゲンダイ株式欄(火曜日)に連載中の「佐々木マイ、株りつきCHINA!」で取り上げた内容をご紹介しています。07年の企画は「テーマ別ポートフォリオ」です。市場で話題のテーマを月ごとに決め、1銘柄ずつを組み入れていきます。
▽新濠国際(メルコ:200/HK)の直近チャート
終値 10.66香港ドル 実績PER 5.23倍
![]() 新カジノの開業とジャンケット業者(VIP顧客の世話人)の取り込みを追い風に、地元資本のカジノ大手、新濠国際(メルコ:200/HK)の市場シェアが上昇中――。ウィンやサンズ、ヴェネチアンなど、米ラスベガス資本の参入による競争激化が嫌気され、同社株は昨年から今年初めにかけて上値の重い展開を強いられましたが、複数の刺激材料に支えられて1月下旬以降はしっかりした値動きを示しています。 ▽「クラウン・マカオ」(同社資料より) ![]() 同社の主力は、昨年5月にオープンした「クラウン・マカオ」です。傘下のメルコPBL(豪資本と合弁)が運営する新カジノは、遊戯フロアの面積が延べ18平方フィートに達する大型施設(カジノ&ショッピングセンター併設の高級ホテル)。このカジノ・ホテルが昨年末、大手ジャンケット業者A-Maxと包括契約を結んだことによって、収益が足元で急増しはじめたのです(市場シェアが昨年末の12%から今年2月は18%に上昇)。BNPパリバによると、売上げの大半を占めるVIP部門の賭け金は、現在の月当たり100億香港ドルから08年には500億香港ドルに膨らむ見通しです(全体の増収率は08年が81%、09年が70%を予想)。ジャンケットの業務には、中国人VIP顧客に対する遊戯資金の立替(本土から持ち出しにくい人民元を後で回収する)というリスキー(グレー?)な内容が含まれるため、米系資本はやや及び腰のようですが、それだけに見返りも大きいといえます。
*ジャンケット業者の概要については、今月最終週の本欄で取り上げる予定です。 ![]() なお09年の前半には、もう一つ大型施設「シティ・オブ・ドリームス」がオープンする予定です。こちらのカジノ・ホテルは、ヴェネチアン・マカオの開業(昨年8月)で注目のコタイ開発区(リゾート開発向けの大規模埋立地)に建設中。新たなホット・スポットで、ヴェネチアンと並ぶ人気施設となりそうです。 ▽「シティ・オブ・ドリームス」の建設現場(コタイ地区)
![]() 株価の反発基調を裏付けるように、ブローカー各社の評価も軒並み強気。いずれも、現行水準を大幅に上回る目標株価を設定しています。最近の動きでは、ドイツ銀行が本日付のリポートで改めてポジティブな見方を示しました(投資判断「買い」、目標株価18香港ドル)。経営陣とのインタビューをまとめた同リポートでは、同社の市場シェアが急上昇している点を特に強調しています。11月にわずか5%にとどまっていたシェアがその後、12月(9%)、08年1月(16%)、2月(18%)――と大きく上向きはじめからです。ドイツ銀は年央のシェアについて、22%程度まで引きあがると予想しました。やはり、ジャンケット業者との提携効果が大きいといえます。 なお、同社の存在感が高まるにつれて、地場系のSJM、銀河娯楽(ギャラクシー・エンターテーメント)はややシェアを落としているようです。 ![]() ![]() 編集・発行 亜州IR株式会社 〒103-0013 東京都中央区日本橋人形町1-3-6共同ビル623
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