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2008/03/04
マイちゃんのテーマ別ポートフォリオマカオ関連(1):信徳集団
亜州IRリポーターの佐々木マイです。このコーナーでは、日刊ゲンダイ株式欄(火曜日)に連載中の「佐々木マイ、株りつきCHINA!」で取り上げた内容をご紹介しています。07年の企画は「テーマ別ポートフォリオ」です。市場で話題のテーマを月ごとに決め、1銘柄ずつを組み入れていきます。
▽信徳集団(シュンタック:242/HK)の直近チャート
終値 10.92香港ドル 実績PER 35.27倍
![]() 再びマカオに注目し、カジノ王スタンレー・ホー氏の旗艦企業、信徳集団(シュンタック:242/HK)を取り上げます。米系カジノの進出による過当競争が嫌気されて、マカオ銘柄の株価はしばらく市場平均を下回る値動きを強いられていたものの、◆来訪者数の急増に支えられて域内全体のカジノ売上高が急増していること、◆老舗リスボアなどを経営する地場系カジノ事業者の最大手、澳門博彩(SJM)の上場計画が煮詰まったこと――など、ここに来て複数の刺激材料が出てきました(その様子は、先月6日に配信したメルマガの「銘柄ピックアップ――カジノ銘柄」でご説明したとおりです)。
▽SJM運営のリスボア
![]() マカオのカジノ売上規模が本家のラスベガスを抜いて世界のトップに躍り出たことは、皆様もうご存知だと思います。前述した域内の売上高は、07年に前年比46%増の104億米ドルを記録しました。新たに米系の2施設がオープンした効果によって(昨年8月にヴェネチアン・マカオ、年末にMGMグランドが開業)、今年も3割前後の伸びが見込まれています。
▽ヴェネチアン・マカオの外観
![]() ▽ヴェネチアン・マカオのカジノフロア
![]() 同様に、SJM上場の動きもマカオ銘柄を再びクローズアップさせるきっかけ。その母体こそ、今回ご紹介するマカオ代表銘柄の信徳集団(シュンタック)です。SJMに対しては、傘下の澳門旅遊娯楽(STDM)を通じて実質9.2%出資しています。IPOの時期は現時点で未定ですが(早期実施の観測もありますが、オーナー一族の一人が上場に反対しているため難航中)、将来的に上場が実現した場合、同社持分の純資産価値は、現在の26億香港ドルから70億香港ドル前後に膨らむと期待されているようです。
![]() ![]() ただ、シュンタックに関してはSJMの上場はあくまで臨時ボーナス的な意味合い。カジノ事業のウェートが大きくなく(SJMも子会社ではありません)、主力事業が運輸(香港―マカオ間の24時間フェリーなど)と不動産開発(マカオの高級住宅など)だからです。逆に言えば、競争激化にさらされるカジノ事業の収入に頼らなくても、マカオが賑わい続ける限りは、業績の拡大が保証されるという安定したビジネスモデルとみることができます。
![]() 中でも成長期待が高まるのは不動産開発部門です。07年6月中間期の売上比率では、運輸の69.9%に次ぐ12.7%にとどまっていますが、今後6年にわたり大型の開発プロジェクトが目白押しであることから、同部門が将来の中核を担うのはほぼ間違いないでしょう。
![]() ![]() p.s.
2月末にマカオを視察してきました。現在、最もホットな話題は、コタイ地区とよばれる埋立地の開発状況。来週の本欄では、コタイ地区に相次いでオープンする新施設を紹介しつつ、これによってメリットを受けるカジノ銘柄をご紹介したいと思います。
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