2008/02/12
マイちゃんのテーマ別ポートフォリオ
 
インフラ整備関連(2):中国中鉄
 
 亜州IRリポーターの佐々木マイです。このコーナーでは、日刊ゲンダイ株式欄(火曜日)に連載中の「佐々木マイ、株りつきCHINA!」で取り上げた内容をご紹介しています。07年の企画は「テーマ別ポートフォリオ」です。市場で話題のテーマを月ごとに決め、1銘柄ずつを組み入れていきます。
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▽中国中鉄(390/HK)の直近チャート
 
終値 9.28香港ドル
 
 
 春節(旧正月)の4連休が明けた今週の香港マーケットは、米景気の不透明感を受けて弱含みで始まりましたが、決して内部の環境が悪化しているわけではありません。先月末から今月初旬にかけて発生した中国本土の豪雪についても、通年の経済成長に与える影響は軽微との見方が有力。業種によっては逆に、復旧工事に絡む需要の増加で業績が底上げされる可能性も指摘され始めましたほどです。今月のテーマであるインフラ整備関連は、まさにそのシナリオに当てはまります。
 
 
 
(同社ホームページより)
 

 
 今週ご紹介する中国中鉄(チャイナ・レールウェイ・グループ)は、昨年12月に上場したばかりのニューフェイス。1月30日付の「銘柄ピックアップ」(URL)で概要を説明したように、交通建設(1800/HK:先週の本欄で紹介済み)を上回る規模の大型インフラ建設会社です。売上高ベースで世界3位の建設会社に数えられ(06年の売上高は1535億人民元)、アジアの中では日本の大手ゼネコンを抜いて堂々のトップに躍り出ました。
 
 
 同社が得意とするのは、その名の通り鉄道インフラの建設です(売上げ比率は約9割)。豪雪の復旧もさることながら、先月、「北京〜上海間の高速鉄道工事で、中国中鉄が220億人民元相当を受注した」と報じられたことも刺激になります。もちろん、高速鉄道に限らず、中国本土では今後も鉄道網の整備が急ピッチで進められることから、同社の業績も大幅な増収増益が見込まれています。

 なお、今次5カ年計画(2006-2010年)で中国政府は、鉄道インフラ整備向けに前5カ年計画比257%増の1兆2500万人民元の予算を組んでいます(都市部・軌道交通向けは同150%の増加)。道路や港湾の整備予算と比べても、数倍に達するほど大きい規模です。業界リーダーの同社は、政府の鉄道テコ入れによって最も大きなメリットを得ることはいうまでもありません。
 
 
 
 
 

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