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2008/01/29
マイちゃんのテーマ別ポートフォリオ 五輪関連(4):北京国際空港
亜州IRリポーターの佐々木マイです。このコーナーでは、日刊ゲンダイ株式欄(火曜日)に連載中の「佐々木マイ、株りつきCHINA!」で取り上げた内容をご紹介しています。07年の企画は「テーマ別ポートフォリオ」です。市場で話題のテーマを月ごとに決め、1銘柄ずつを組み入れていきます。
▽北京首都国際機場(694/HK)の直近チャート
終値 10.20香港ドル 実績PER 36.36倍
![]() 五輪関連銘柄の最後を飾るのは、「空の玄関」として大賑わいが予想される北京首都国際機場(北京国際空港)です。昨年10月には第3滑走路も完成し、オリンピック開催期間中の旅客増に対処する体制が整いました。
![]() 北京国際空港
新滑走路(全長3800m、全幅60m)の稼動により、航空機の受け入れ能力が全体で33%拡大。1日あたりの平均離着陸数は、これまでの約1100回から約1500回に引き上げられました。滑走路3本を同時に運用するのは、アジアでは北京国際空港が初の試みです。これにより、世界最大の旅客機エアバス380の離着陸も可能となります。
第3滑走路の完工に続き、来月からは第3旅客ターミナルも正式にオープン。主力の航空事業(離着陸収入など)に加え、非航空事業(事務所リース、小売店販売など)の収益増も見込まれるわけです。施設を増やした分だけ収益が底上げされる――という分かりやすいビジネスといえます。 ![]() ところで、第3滑走路と旅客ターミナルは現時点で親会社(首都機場集団公司)の所有になっていますが、その権益が近く同社に譲渡される予定。買収資金の約200億人民元は、社債や新株の発行(最大8億株)によって調達する考えです。後者の場合は、H株増資のほかA株上場も視野に入ります。本土の高いPER水準で新株を発行することは、もちろんH株銘柄にとって刺激材料です。 08年・予想EPSの落ち込みは(下表)、設備投資費用の拡大と新株発行による希薄化が想定されるためです。第3滑走路、旅客ターミナルの稼動を考えればやむを得ないこと。しかし、09年以降は純利益、EPSの回復が見込まれています。 ![]() なお、同社株が昨日(28日)5%安で引けたのは、50年ぶりの大雪により各地で交通マヒが伝えられたためです。北京そのものに積雪被害はありませんが、湖南省などの内陸部で複数の空港が閉鎖されたことで北京空港のダイヤもかなり乱れてしまいました。 現時点でまだ大雪が続いているようですが、一過性の要因なので心配ご無用――。株価が本日急反発したのをみても、この問題はそれほど尾を引かないと楽観しています。 ![]() ![]() 編集・発行 亜州IR株式会社 〒103-0013 東京都中央区日本橋人形町1-3-6共同ビル623
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