2008/1/16
 マイちゃんのテーマ別ポートフォリオ
 
五輪関連(2):上海錦江
 
 亜州IRリポーターの佐々木マイです。このコーナーでは、日刊ゲンダイ株式欄(火曜日)に連載中の「佐々木マイ、株りつきCHINA!」で取り上げた内容をご紹介しています。07年の企画は「テーマ別ポートフォリオ」です。市場で話題のテーマを月ごとに決め、1銘柄ずつを組み入れていきます。

 
▽上海錦江(2006/HK)の直近チャート
 
終値 3.34香港ドル 実績PER 33.50倍
 
 
 
 五輪がらみで動意付きそうな銘柄として、2番目にご紹介するのはホテル大手チェーンの上海錦江(2006/HK)です。1月8日付メルマガの「現地ホット情報――上海錦江:五輪と万博で収益拡大へ」でも触れましたが、上海と北京を中心に各種ホテルを運営する同社は、今年8月の北京五輪を視野にここに来て注目度が一気に高まりました。昨年末までの株価が一貫して下落傾向を示していただけに、今年に入ってようやく動き出したという感じです。

 一昨年末(06年12月)に上場した後、07年2月には高値の5.38香港ドルをつけたものの、それ以降は競争激化による業績の伸び悩み懸念などで長期低迷。昨年8月には、節目の3香港ドルを割り組む場面がみられたほどでした(安値2.98香港ドル)。

 しかしながら、今年に入り状況が一変します。先週までの2週間で株価が15%上昇。さすがにここ二日間は、世界株安の影響で反落を余儀なくされましたが、市場平均を上回るペースで推移する状況に変わりはありません。
 
 
 
 
 
 

 
「錦江之星」がけん引
 
 同社の強みは、エコノミータイプのビジネス・ホテル、「錦江之星」のチェーン展開が急ピッチに拡大している点にあります。全国に230件出店している同ホテルは(うち103件は建設中)、2010年までに600件まで増加するとのことです。今年の五輪だけではなく、2年後の上海万博をも見据えた戦略です。出店目標が達成された場合、同ホテルの売上比率は07年6月中期間時点の18%から一気に30%まで上昇することとなります。今のところは中・高級ホテルが主力ですが(売上比率78%)、将来的には「錦江之星」が業績をけん引していくことでしょう。

 割安で使い勝手のよいホテル・チェーンが業績を伸ばす構図は、日本のホテル事情とも似ていますね。
 
▽「錦江之星」
 
                    
 
 
 
【会社概要】
 
 ホテル・チェーン中国大手。ビジネス・ホテルの「錦江之星」を主力に、エコノミータイプから中・高級ホテルまで各クラスのホテルを経営する。傘下の老舗ホテルでは、新錦江酒店(上海のランドマーク的な存在)や老舗の和平飯店(上海バンド地区を象徴する建築様式)などが有名。建設中を含めた系列ホテルの件数は328店、総客室数は6万室を上回る(07年6月)。
 
  
グループ構成図
 

                  
 
 
 
 
 

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