2007/09/19
  マイちゃんのテーマ別ポートフォリオ
 
 
A株上場期待の優良銘柄:(3)中海油田服務
 
 亜州IRリポーターの佐々木マイです。このコーナーでは、日刊ゲンダイ株式欄(火曜日)に連載中の「佐々木マイ、株りつきCHINA!」で取り上げた内容をご紹介しています。07年の企画は「テーマ別ポートフォリオ」です。市場で話題のテーマを月ごとに決め、1銘柄ずつを組み入れていきます。
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▽中海油田服務(2883/HK)の直近チャート
 
終値 15.92香港ドル 実績PER 56.37倍
 
 
 本土A株上場を予定するH株の伏兵として、中海油田服務(チャイナ・オイルフィールド)の名前が急浮上してきました。中国海洋石油(CNOOC)グループの資源探査会社である同社は(後述の会社概要を参照)、手続きがトントン拍子で進み、中国証券監督管理委員会が先週、上限8億2000万株(増資後発行済み株式総数の17%)のA株発行を正式に許可したのです(約120億香港ドルを調達)。
 
 先々週の本欄でご紹介した建設銀行は、早ければ今月26日にもA株上場が実現するとみられているので、中海油田服務はこれに続くタイミングと考えられます。すでに株価(H株)は高値圏にありますが、上場したA株が人気化するようなら、A/H価格差を材料にさらに買われる可能性もあります。

 もちろん、足元の業績も好調です。先月28日に発表された07年6月中間期の決算は、売上高が前年同期比49%増の42億5464万人民元、純利益が64%増の10億9555万人民元という内容。国内外で資源開発需要が拡大する中、主力の掘削サービスを中心に業績が急伸しました。会社側は「通年でも6割超の増益を見込む」と強気のスタンスです。

 これにA株上場の材料が加われば、第4四半期にかけて一気に動意づく場面がみられるかもしれません。

 まずは、一足先に本土デビューする建設銀行の値動きに注目です。
 
 
 

 
【会社概要】

 海洋掘削、油田技術サービス、海運、地質調査を4大事業とする。業務エリアは中国近海のほか南米、北米、中東、アフリカ沿海、欧州沿海に及ぶ。01年12月に中国海洋石油総公司(CNOOCグループ)が再編された際、グループ内の探査、掘削、石油探査会社など5社が合併して発足。その後、船舶事業の中海石油南方船舶と北方船舶を吸収した。掘削船15隻、作業船68隻、タンカー5隻を保有する。海外展開を加速。05年4月、インドネシア(スマトラ島など)の油田開発を総額9863万米ドルで受注(期間5年)。同年11月には、ミャンマーとオーストラリアでそれぞれ600万米ドル(同60日)、4000万米ドル(同1年)の契約を取り付けた。06年7月、運輸会社トリコ・マリンサービスとの合弁子会社を設立(中海油田服務が51%、トリコが49%)。東南アジア近海で石油・ガス探査やパイプラインの構築などを手がける。
 
 
 
 

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