マイちゃんのテーマ別ポートフォリオ
資産注入の期待:(1)中国通信服務
亜州IRリポーターの佐々木マイです。このコーナーでは、日刊ゲンダイ株式欄(火曜日)に連載中の「佐々木マイ、株りつきCHINA!」で取り上げた内容をご紹介しています。07年の企画は「テーマ別ポートフォリオ」です。市場で話題のテーマを月ごとに決め、1銘柄ずつを組み入れていきます。
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▽中国通信服務(552/HK)の直近チャート
終値 5.140香港ドル 実績PER 29.95倍
親会社から優良資産の注入を受ける銘柄は、業容拡大で株価の上昇に弾みがつく可能性が大――。今月のテーマ「資産注入期待」の初回を飾るのは、昨年12月に上場したばかりの通信工事大手、中国通信服務(552/HK)です。
国営通信グループの中国電信集団公司を親会社に持つ同社は、同じグループの中国電信をはじめ、中国移動や中国聯通、中国網通、鉄通など他の通信キャリアに固定・携帯電話に関するサービス(通信工事・施工・メンテナンス)を提供。現在の業務エリアは、上場時に親会社から引き継いだ6省市(上海、広東、福建、海南、湖北、浙江)ですが、将来的にはさらに15省・市をカバー範囲とする予定です(全部で21エリアに)。08年までには、まず江蘇省、貴州省を含む6省の事業が注入されるとみられています。
これら地域の事業を継承していくことは、そのまま業容の拡大(=収益の増加)を意味します。ということは、取得計画の詳細が明らかになるにつれて、株価が刺激されるとみてよさそうです。
同社はまた、中国で第3世代携帯電話(3G)の導入が視野に入りつつあることも追い風(08年の北京五輪までに一部地域で実用化へ)。新規の工事需要が増加するため、これによっても収益が底上げされる可能性があります。
海外投資家の選好度が高い
海外の有力機関投資家が大株主に名を連ねていることも安心材料です。各社の出資比率は、ゴールドマン・サックス・アジアが13.64%、シスコが10.82%、JPモルガン・チェースが7.75%、インベスコ香港が6.09%――などととなっています。
これら海外ファンドの選好度が高いのは、指標性が大きいことも要因です。同社は07年3月、上場後わずか3カ月でH株指数の構成銘柄に採用されました。このことも、株式市場におけるプレゼンスの高さを物語っていると思います。
なお、足元の株価には底打ち反発の兆し。2月につけた高値(5.97香港ドル)を目指し、戻りを試す展開が期待されます。
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