マイちゃんのテーマ別ポートフォリオ
医療関連 :(2)銘源医療発展
亜州IRリポーターの佐々木マイです。このコーナーでは、日刊ゲンダイ株式欄(火曜日)に連載中の「佐々木マイ、株りつきCHINA!」で取り上げた内容をご紹介しています。07年の企画は「テーマ別ポートフォリオ」です。市場で話題のテーマを月ごとに決め、1銘柄ずつを組み入れていきます。
…………………………………………………………………………………………………………
▽銘源医療発展(233/HK)の直近チャート
終値 0.79香港ドル 実績PER 28.83倍
腫瘍マーカーの専門メーカー、銘源医療発展(233/HK)の将来性に期待――。同社が開発したプロテインチップ「C-12」は、ガン組織の特殊タンパク質を検出する優れモノです。肝臓、消化器官、前立腺、肺、卵巣ガンなどの発見に使われ、初期発見率は80%を上回るといわれています。
もう少し詳しくお話しますと、12種類のたんぱく質試薬を1セットとすることで、腫瘍の位置が身体のどの部分にあるかをピンポイントで特定できるのです。日本で使用されているものは、腫瘍の有無は検知できますが、具体的な部位を特定するためには、さらに肝臓、肺、腎臓など個別の腫瘍検査を経なければならないそうです。そうなれば当然、余分な時間や費用、労力が伴いますので、同社製品のように一回で済むメリットは大きいといえます。
これまでは中国各地の大病院を主な顧客としていたのですが(全国500カ所以上に業者経由で販売)、一昨年に生保2位の平安保険に納入したのに続き、昨年後半は業界最大手の中国人寿(チャイナライフ)グループを取り込むことに成功。グループ傘下のチャイナライフ上海と提携し、新商品「脳腫瘍予防健康保険」に銘源の腫瘍検査システムが採用されたのです。ガン保険加入希望者の適性(健康状態)を判断する試薬として、大手生保が同社製品を採用したことは、優秀性を裏付けるものと言えます。
顧客に納入する価格は、1セット約100香港ドル(約1500円)くらいですが、平均単価はやや値下がりする傾向。というのは、前述したように最近は大口契約が増えているためです。大量購入に伴う割引なので、競争激化による値下げ競争というわけではありません。
ところで、3月末に発表した06年12月期・本決算は、売上高が前年比27.7%増の1億6083万香港ドル、純利益が4.9%増の7355万香港ドルという内容。優遇税制の適用期間が終了したことなどで利益が伸び悩みましたが(予想を下回った)、将来的な「C12」の販売拡大を見越せば、現時点の業績をあまり気にする必要はないと思います。
実績PERが28倍という株価水準も、必ずしも割高感はないと考えます。日本と同様に高齢化社会が進む中国では、ガンや成人病などの検査や治療がクローズアップされているため、市場の成長期待を踏まえればむしろ値ごろ感があるかもしれません。
中国国内の年間ガン死亡者数は、日本の5倍に相当する約150万人――。生命保険加入が年25%のペースで伸び続けていることを併せて考えれば、将来的な株価の上昇にも期待が高まるというものです。
編集・発行 亜州IR株式会社 〒103-0013 東京都中央区日本橋人形町1-3-6共同ビル623
電話03-5643-1667 FAX 03-5643-0692 ウェブサイト WWW.ASHUIR.COM
☆版権所有 無断転送・転載を禁じます。
本紙掲載記事は投資の参考となる情報提供を目的としたもので、投資勧誘を意図するものではありません。投資の決定はご自身の判断と責任でなされますようお願い致します。記載された意見や予測等は作成時点のものであり、正確性、完全性を保証するものではなく、今後予告なく変更されることがあります。
【題号の由来】題号の「招財」は、中華圏で蓄財、繁栄をもたらすとして使われている縁起文字「招財進宝」から取ったものです。この文字はメルマガ冒頭にも使われています。
|