マイちゃんのテーマ別ポートフォリオ
マカオ関連: (4)保利達資産
亜州IRリポーターの佐々木マイです。このコーナーでは、日刊ゲンダイ株式欄(火曜日)に連載中の「佐々木マイ、株りつきCHINA!」で取り上げた内容をご紹介しています。07年の企画は「テーマ別ポートフォリオ」です。市場で話題のテーマを月ごとに決め、1銘柄ずつを組み入れていきます。
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▽保利達資産(ポリテック・アセット:208/HK)の直近チャート
終値 2.37香港ドル 実績PER 227.88倍
中堅不動産デベロッパーの保利達資産(ポリテック・アセット:208/HK)にご注目――。マカオ銘柄のデベロッパーでは、不動産、運輸(フェリー)、カジノ事業を幅広く手がける信徳集団(シュンタック:242/HK)が最も有名なのですが、保利達の名前も徐々に知られるようになりました。
オーナーの柯為湘・主席は、香港とマカオの不動産業界で重鎮的な存在です。保利達の親会社(九龍建業)も柯氏が率いる上場デベロッパー。その親会社が昨年4月、マカオ半島の黒沙湾新填海区に保有する用地の権益を総額84億4800万香港ドルで保利達に譲渡したのです。時価評価の20%ディスカウントとう有利な条件で権利を移転させたため、将来的な収益期待が一気に高まってきました。
現在手がけているプロジェクトは、タイパ島の開発案件など(08年に完成予定)。既に保有している投資物件としては、中心街の澳門広場や華榕広場があります。
マカオの不動産価格は昨年の下半期から上昇基調が鮮明化しているため、デベロッパー各社は資産価値の増加が期待されています。
株価的にも底打ち反発の兆しが表れてきました。3月15日に予想を下回る減益決算を発表した後、しばらく売りが先行する展開が続きましたが、先週からは上昇に転じる流れです。
カジノ事業よりもリスクは低い
マカオの不動産事業は、カジノ事業に比べてリスクが低いとみられています。マカオの経済はカジノ産業がけん引していることは言うまでもありませんが、同業界そのものは競争が激化しているからです。ラスベガス・サンズやウィン・リゾートといった米大手の参入により、新カジノ施設が相次いでオープンすることは、地元の業者にとって強大なライバルが表れることを意味します。観光客流入のペースが新施設オープンのペースを上回らければ、需給の面で苦戦が強いられることは明らか……。
その点、同社のような不動産デベロッパーは、カジノ施設の開業ラッシュでマカオ経済が上向き続ける限り、市況上昇による収益拡大が持続することになります。
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