2007/04/04
マイちゃんのテーマ別ポートフォリオ
マカオ関連:(1)信徳集団 
 
 亜州IRリポーターの佐々木マイです。このコーナーでは、日刊ゲンダイ株式欄(火曜日)に連載中の「佐々木マイ、株りつきCHINA!」で取り上げた内容をご紹介しています。07年の企画は「テーマ別ポートフォリオ」です。市場で話題のテーマを月ごとに決め、1銘柄ずつを組み入れていきます。
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信徳集団(シュンタック:242/HK)の直近チャート
終値 11.50香港ドル 実績PER 67.64倍
 
 
 
 
 
 カジノ景気に沸くマカオを買う――。今月のテーマはマカオ関連です。初回は代表銘柄の信徳集団(シュンタック:242/HK)をご紹介します。不動産開発やフェリー運航(香港―マカオを軸に24時間営業)を主力とするシュンタックは、傘下企業のSJMを通じてカジノ事業も展開。ただ、今年の株価は必ずしも調子が良くありません。
 
 同社をはじめとするマカオ銘柄は、カジノ・ブームを追い風に昨年まで軒並み高値を更新する展開でしたが、米大手のサンズやウィンなど外資の参入で競争激化の懸念が浮上。地元勢のシェアが低下するにつれて(数年前まで市場をほぼ独占していたSJMも、現在は約半分に落ちみました)、株価も一時のような勢いを失ってしまったかに見えます。

 しかし、カジノの売上高が急ピッチで拡大を続けていることは事実(下表1)。マカオの市場規模は昨年、本家のラスベガスを抜き去り世界トップに躍り出たのです(昨年のカジノ売り上げ速報値は、マカオが69億5000万米ドル、ラスベガスが約65億米ドル)。
 
表1
 

 
 
 したがって、シェアが低下しても、全体のパイが大きくなれば収益の成長は続いていくはずです。中国人観光客の流入が急増している状態をみても、業績の先細りは考え難いと言えます(下表2)。特にシュンタックの場合は、不動産開発部門の成長が支えになります。マカオの景気が拡大すれば、同部門の収益がさらに底上げされるというわけです。マカオ丸かじり銘柄というべき同社は、そろそろ底打ち反発に転じても良さそうなタイミングと思われます。
 
 
表2

 

ゴールドマンが強気見通し

 外資有力ブローカーの間でも、ここに来て同社をポジティブに見直す動きが出ています。米大手ゴールドマン・サックスは先週末(3月30日付)のリポートで、信徳集団の株価動向に対する強気のスタンスを打ち出しました。4月中旬に発表される06年12月期本決算の好調を見越し、12カ月の目標株価を13.00香港ドルに設定したのです(本日の終値を13%上回る水準)。

 ゴールドマンは不動産事業の先行きを楽観視した上で、将来的な資産価値の増加を想定すれば、現在の株価水準は割安に放置されすぎている――と指摘。現在のタイミングをとらえ、「買いの好機が訪れた」と強調しました。

 今後の業績予想に関しては、以下の表(下表3)をご参照いただくとして、ゴールドマンに続き、今後は他の大手ブローカーも強気の見通しを出してくると期待しています。
 
 
 
表3
 
 
 
 
 



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