2007/03/21
マイちゃんのテーマ別ポートフォリオ
農業関連: (2)中国龍工
 
 
 亜州IRリポーターの佐々木マイです。このコーナーでは、日刊ゲンダイ株式欄(火曜日)に連載中の「佐々木マイ、株りつきCHINA!」で取り上げた内容をご紹介しています。07年の企画は「テーマ別ポートフォリオ」です。市場で話題のテーマを月ごとに決め、1銘柄ずつを組み入れていきます。
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▽中国龍工(3339/HK)の直近チャート
終値 13.80香港ドル 実績PER 22.93倍
 
 
 
 
 
 農業の周辺銘柄もお見逃しなく――。今回ご紹介する中国龍工(チャイナ・インフラストラクチャー・マシナリー:3339/HK)は、農村インフラ整備に関連する建機メーカーです。主力のホイールローダーは、06年の生産量が前年比44%増の20,016台に達しました。政策支援を追い風に、中国の建機市場は年率8%で成長を続けるとみられています。同社の国内シェアは06年時点で16%に達しますが(ホイールローダーは約19%)、2010年には20%を突破するとの見方が有力です。

 もちろん業績も好調。今月13日に発表した06年12月期本決算は、売上高が前年比38%増の37億1793万人民元、純利益が164%増の6億2415万人民元という内容でした。今後は利益の伸びがやや鈍化するとみられるものの、高成長が続くことに変わりはありません。大和総研は決算発表後のリポートで、07年と08年の増益率がそれぞれ22%、26%に達すると予想しています。
 
 
 
 
国内農機メーカーを買収

 業務拡大につながるM&A絡みの動きも出ています。決算発表にあわせて、河南省鄭州を拠点とする白雲機電(コンバインとトラクターを生産)の買収を発表したのです。買収代金は9,800 万人民元に上り、06 年PBR の0.96 倍に相当します。

 これにより、農業機械の生産・販売に本格進出する意向です。前出の大和総研リポートでは、農機の販売台数が07 年に2200 台、2008 年に5500台、2009 年に10000 台に達すると予想。新事業の寄与度に関しては、2009 年売上高の7%を占めると予測しました。粗利益率は20〜25%と試算し、2007 年の純利益予想を14.5%、2008 年を12.9%それぞれ増額修正しました。

国内エンジンメーカーと戦略提携、キャタピラー出資は流れる
 
 なお、2月初めに「米キャタピラーが戦略投資家として資本参加する」と噂されたことについては先週、正式に否定コメントが出されました。出資価格を巡り、交渉が決裂した模様です。ただ、上場ディーゼルエンジン・メーカーのイ柴動力(ウェイチャイ・パワー)が今週、同社との全面的な戦略提携を発表。資本参加を視野に入れながら、エンジンの供給や市場の開拓で協力していく意向を表明しました。
 
 


同社のホイールローダー
 
 
 

 
 

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