マイちゃんのテーマ別ポートフォリオ
農業関連:(1)中国緑色食品
▼中国緑色食品(904/HK)の直近チャート
終値 5.34香港ドル 実績PER
14.82倍
亜州IRリポーターの佐々木マイです。このコーナーでは、日刊ゲンダイ株式欄(火曜日)に連載中の「佐々木マイ、株りつきCHINA!」で取り上げた内容をご紹介しています。07年の企画は「テーマ別ポートフォリオ」です。市場で話題のテーマを月ごとに決め、1銘柄ずつを組み入れていきます。
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政策支援を追い風に農業セクターが動意づく――。今月のテーマは、先月の水・環境関連と同様に政府の後押しが期待できる農業関連です。タイミングよく、中国では5日から全国人民代表大会(全人代:国会に相当)が開幕し、その中で農業・農村支援のスタンスが改めてクローズアップされています。株式市場でも、その恩恵を受ける銘柄群に物色の矛先が向かうのではないでしょうか。
最初にご紹介したいのは中国緑色食品(チャイナ・グリーン・ホールディングス:
904/HK)です。福建省を拠点とする野菜栽培業者の同社は、中国国内と海外向けに長ネギ、キャベツ、ゴボウ、セロリなどを生産しています。注目すべきは、商品の多くを日本に輸出している点。全体の46%が海外出荷に振り向けられていますが(06年10月中間期)、うち日本向けが7割を占めるのです(ヨーロッパ向けは2割、中国・日本を除くアジア向けは1割)。このことは、商品の競争力を高める上でプラスに働きます。要求が厳しい日本市場を相手にすることで、品質やブランドイメージが高まり続けると考えられるからです。
もちろん業績も好調。06年
10月中間期は47%増収、33%増益を記録しました。同社の会計年度は4月末締めのため、本決算の発表はまだ数カ月先になりますが、外電は先週末、同社幹部筋の話として「07年4月期の純利益は前年比30%増の3億3000万人民元くらい」と伝えています。
JPモルガンが新規カバーで高評価
成長期待を受けて、最近は大手ブローカーによるポジティブ評価がみられるようになりました。小型株である中国緑色食品をカバーする外資ブローカーはそれほど多くないものの、JPモルガンは先月のリポートで、同社を新規カバレッジに加えつつ(投資判断は「オーバーウェイト」)、目標株価を7.00香港ドルに設定したのです。その中で、◆食品や飲料の販売など製品の多様化戦略、◆強いブランド力、◆商品流通網と小売拠点の拡充――などの点を評価。06−08年の増収率とEPS成長率に関しては、年平均でそれぞれ28%、17%に上ると分析しています(07年と08年の予想EPSはそれぞれ0.404人民元、0.476人民元)。
ノンフライ即席めんに進出
最近の話題としては、ノンフライ即席めん市場への進出も挙げられます。複数の香港メディアが今月12日、同社財部長の話として報じました。それによると、同社はすでにノンフライめんの生産ラインを2本保有(1本あたりの建設費用は1600万人民元)、年産目標は未設定ながら、2〜3年をめどにコストを回収したいとのこと。すでに地元の福建省とお隣の江西省で、1300万人民元近くの予約注文を取り付けたといいます。
いろいろな話題を提供してくれる銘柄です。
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