2007/1/10
マイちゃんのテーマ別ポートフォリオ
五輪関連:(1)スポーツ用品の李寧
 
 亜州IRリポーターの佐々木マイです。このコーナーでは、日刊ゲンダイ株式欄(火曜日)に連載中の「佐々木マイ、株りつきCHINA!」で取り上げた内容をご紹介しています。07年の企画は「テーマ別ポートフォリオ」です。市場で話題のテーマを月ごとに決め、1銘柄ずつを組み入れていきます。
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 李寧の直近チャート
 
 
 今年はテーマ別に銘柄をリストアップ――。昨年の本欄では、ハイリスク・ハイリターンをコンセプトに中小型株のポートフォリオを組んでみましたが、新企画では月ごとに旬のテーマを決め、毎回、1銘柄ずつをご紹介していきます。1月のテーマは、来年開催の北京オリンピックをにらんで「五輪関連」です。過去の事例に照らせば、五輪開催の前年、当該国の株式市場は平均で34%(開催年は同13%)の上昇を記録しています。今年から来年にかけては、中国株マーケットも一段高の期待が高まるというわけです。

 今回、第1弾として取り上げる銘柄は、スポーツ用品最大手の李寧。この社名は、国民的英雄である同社主席(84年のロス五輪で、金3個を含むメダル6個を獲得した元体操選手)の名前をとったものです。「李寧」ブランドのスポーツウェア、シューズを販売し、主席のネームバリューによって国内シェアは50%を超えました。05年12月期は53%増益、06年6月中間期は66%増益と業績も急成長中。PER(05年実績)は60倍台とやや高めながら、スポーツ需要の拡大を見越した買いが相次いでいる格好です。

 先週は「国営テレビ中央電視台との間で、五輪関連番組のスポンサー契約を結ぶ」という材料も出ました。1社独占なので、司会者に「李寧」のウェアを着させる徹底ぶり。同社はまさに、「五輪関連」の代表銘柄となりそうです。
 
 スポーツ人口は五輪後に増える!
 
 もうひとつ補足させていただけば、国民のスポーツ需要についてはオリンピックがピークにならない(その後も拡大する)という傾向があります。日本の例をみてみましょう。東京オリンピックをきっかけに日常的なスポーツの必要性が指摘される中、政府が集計を始めたスポーツ人口(週2回以上、1回30分以上の運動を行う成人の数)の統計によると、五輪翌年の昭和40年以降、同人口はピークを迎えるどころか逆に増加のピッチが加速(下表)。昭和54年までの14年間で倍増する勢いを示すのです。
 
 おそらくは、08年後の中国でも同様の傾向を示すと推定されます。スポーツ産業を代表する李寧も、これから息の長い業績成長が期待できそうです。
 
 


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